かいもの
上下川南岸にある標高538mの翁山は翁山城跡公園となっています。
また、山頂の「翁山城」跡地から上下の町並みが一望できます。
戦国時代、長谷部大蔵左衛門尉元信が翁山城を築いたと伝わっています。比高160mの傾斜急峻な山に、約20の郭を配し、要所は石垣を築くなど、全山を城郭化した堅固な城でした。
元信より毛利家に従ったとされ、天文24年(1555年)厳島の戦いでは元信・元連父子とで三浦越中房清の家臣三浦大蔵を討ち取る他、石見・出雲での合戦でも戦功をあげました。関ヶ原の合戦後、毛利氏の萩移転に伴い、毛利方であった長谷部氏も萩へ移住し、翁山城は廃城となったといわれています。